オフィス移転 壁に耳あり障子にメアリー

POINT
  • 実は壁の中はほとんどが空気、だから音漏れします。
  • 壁を木目にしたいなら、商品知識と法律の解釈、適正利用が必要です。
  • オフィスの壁にはさまざまな注意点や落とし穴があります。
  • スムーズなオフィス移転には、専門的な視点でのチェックが大切。

前回天井の話をしましたが、今回は壁の話です。壁は割と視線を送ることが多いので、なんとなく気にはしていると思います。
・照明のスイッチ
・空調のリモコン
よくわからない物もついていますね?
・排煙スイッチ
・排煙窓ハンドル
はまだ名称が書いてあるので、なんとなくわかるかと思いますが、中にはスイッチも何もついていないプレートのものもあります。(中に測定装置が入っていたり、場合によってはただのカバーであることもあります。)

さて、そんな壁の中って壁の中身はどうなっているかご存知でしょうか?

「耳のはなし」

実は壁の中はほとんどが空気なんです。柱を板と板で挟む構造になっていますので、柱と柱の間は空洞が広がっています。
この空洞を利用してスイッチやリモコンの配線を隠したりしていますので、縦横無尽に配線が入っています。うっかりその場所に釘やビスを打ってしまうと、間違えてその配線を切ってしまうトラブルにつながりかねません。

余談ですが、古い建物では耐震補強のために、柱に腹巻のように補強材を巻いて強度を増す方法があります。このとき繊維系の材料が使われていることが多く、そこに間違えて釘やビスで傷をつけてしまうと、建物の強度が下がってしまいます。
ということで、ビルのルールで「釘やビスを打ってはいけない」というのがありますが、そこにはそう言う理由もあるのです。

空洞なので、音も漏れます。
となり会議室で大きい声を上げる人がいると聞こえてきますよね。だいたいが、「大声上げているのは〇〇さんだなー」くらいかと思いますが、ひどいケースだと具体的に話している内容まで聞こえてしまうこともあります。
それを防止するため、空いた空間に詰め物をする方法もありますが、それでも完璧には防げず多少の音は漏れますので、それ以上の対策が必要になることもあります。音の問題はオフィスの中でも上位にあげられるぐらい重要な課題になります。

「目のはなし」

ビルの壁は法律で一定の基準を満たした防火性がある材料を利用しなくてはなりません。石膏ボードや鉄(スチールパーティション)が多いのはそれらが基準を満たしているからです。一方温かみや雰囲気を出せる木という材料の壁は残念ながら基準を満たせていません。
でも、そういった内装のオフィスや店舗を見たことはありますよね?どうしてでしょう。
一つは木目がうまく表現できている優秀な壁紙やシートというものがあります。
昔はよく見るとわかってしまうものでしたが、今ではプロでもわからないぐらい本物と間違えてしまうような商品も出てきています。そんな優秀な材料の選定をするという方法があります。

それでも本当の木材が使われていることがあります。
これにはカラクリがあって、木材そのものは可燃物なので、そのままでは利用できませんが、ある一定の基準を満たすと利用が可能になります。それには商品知識と法律の解釈、適正利用が必要になります。

このように、オフィスの壁に関連する事項にはさまざまな注意点や落とし穴があり、すべてを見抜くのは非常に困難です。我々のようなオフィス移転のプロにお任せいただければ、専門的な視点でチェックいたしますので、抜け漏れがなくスムーズに移転を完了できるでしょう。貴社の理想のオフィスを作り上げるためにも、専門集団である当社に、ぜひ一度ご相談ください。

ところで、皆さんはメアリーというと誰を思い浮かべるでしょうか?やっぱりドラマにもなったスコットランド女王のクイーン・メリーでしょうか?僕はクイーンといっても、当時熱狂的なファンだったイギリスのクイーン。のボーカルフレディマーキュリーの恋人だったメアリー・オースチンですね。
映画見ておじさん一人で大泣きしました。

エンジニアリング部/Y・H