働き方改革 リモートワーク説得の巻き②(在宅勤務備忘録・続編その6)

リモートワークを上司に提案したいけどどうしたら…と考えるあなたのために、何かアドバイスができないかと、ここまで進めてきました。第二回の今回で、一旦の筆休めとなります。前回は「ツール」の視点からいろいろ考えてみましたが、今回はまた違う視点から考えてみましょう。それは求人、そしてテクノロジーです。

あなたの会社が学卒以上の新卒採用をするならば、当然彼らは、リモート作業のプロということになります。その訳はご存じの通り、現在日本中の大学でオンライン授業が行われているからです。そんななかで、「リモートワークの定着度」に目を光らせる就活生がいるのは全く不思議なことではありません。それは感染症対策の観点というよりもむしろ、次の時代の働き方にシフトできているか、という観点から問われることでしょう。リモートワークの利点は何度も述べた通りですが、にもかかわらず対面での仕事にこだわるならば、当然それだけの理由を求めてくるはずです。もしかしたら「リモートワークを実施する予定はありますか?」なんてストレートに聞かれるかもしれません。そこでしどろもどろな回答をしたり、「ふーん、そんな理由で…」なんて思われたりしたら…あ~恐ろしい!さあさ、今すぐ弊社もリモートワークを…という具合でいかがでしょう。

しかしねぇキミ、本当にリモートワークは日本中に浸透するのかね?と返されるかもしれません。この古い体質の日本で?この手の話題を耳にするたびに、私の頭にひとつ思い浮かぶものがあります。Windows 95です。今でこそPCのないオフィスなんて考えられませんが、ほんの30年前までPCというのは非常に高価で、使いこなすのも大変な代物でした。そんなPCをオフィスの「事実上のスタンダード」へと押し上げた存在がWindows 95、つまり彼の登場によって日本の働き方が変わった、アップデートされたと言えるでしょう。

ではリモートワークはどうでしょうか。仕事はオフィスでするものという常識が、かつてのWindows 95のようなゲームチェンジャーが現れることで、またアップデートされるかもしれません。私はスマホとノートPCがそうだったのかな?と思いましたが、完全リモートとまではいかなかったようです。じゃあ一体誰が?なになに、控え投手はたくさんいますよ。コロナがそうなるのかな?と誰かが言えば、あるいは5Gかも?いやいやAIもあるぞ、と推薦多数。情報によればVRはもう肩を温めているようです。ベテラン選手の半導体技術なんて、まだまだ衰えを知りません。実際は、彼らのうち誰か一人が…というよりは、みんなまとめて技術革新を起こすことが予想されます。それでいて、そのどれもが人類初体験のテクノロジーばかりなのです。

三菱総合研究所 第四次産業革命 -2030年までに予想される技術進歩-
https://www.mri.co.jp/knowledge/insight/20170329.html

多くの研究者が「2030年まではこれまで通りの技術革新が続くだろう」との見方を示しています。こうした最新テクノロジーは、特にAI技術を中心に第4次技術革命を起こすとされ、そのとき人類は「次のステージに進む」とさえ言われています。どんだけ未来の話なんだよって?それがなんとまあ2045年。あと20年とちょっとです。どうです?スターウォーズのような世界が、意外とすぐそこまで迫っているようではありませんか?果たして日本人は火星でも通勤電車に乗っているのでしょうか。この2045年問題については懐疑的な見方もありますが、私たちを取り巻くテクノロジーがこれからも加速度を増して進歩していくことは、間違いないようです。そう考えると、なんだかWindows 95のようなものがたくさん出てきそうな気がしますね。

さあ!ここまで話したのなら、もう「ツールが使えない」なんて泣き言は言ってられないと、そういう気持ちになることでしょう。むりかべさんを抑えるチームがあって、92歳のおばあちゃんでさえ使えるツールが目の前にあって、20年後には想像もつかないようなテクノロジーが迫っています。コロナ収束後にはリモートワークが主流になるとも言われており、そのスタートの火蓋は既に切られた様子。それに何よりも感染リスク。じゃあもう、今この流れに慣れておかないと、気づいたときには本当の本当に波に乗れないかもしれませんよ!まさに今リモートしなくてどうする!?と…
そんな勢いですが、まずは一歩、陳より始めましょう。いきなりとんでもない額のお金を突っ込めと言っているわけではありません。とりあえずお試しで使ってみる、仕事に織り交ぜてやってみよう、というその意識、やる気、ガッツ、それが大切なのです。そういった意識を、会社全体で理解する、リモートの働き方に移るんだと一致団結する。お金だとか業務内容だとか、どうしてもそういった構造的な問題に目を向けがちですが、実は社内報でメッセージを発信していく、ワークショップで体験してもらう、というようなコミュニケーションのほうが大切だったりします。もしも社員一人一人がリモートワークに対して肯定的になったとすれば、それまでこだわっていたことが小手先のように思えるかもしれません。何度も繰り返し申し上げますが、本当に一番大切なのは意識なのです。

いま、私たちは働き方の激変を目にしているのかもしれません。あまりに急なコロナ禍改革、もちろんちょっとやそっとでは達成できません。なので、少しずつ、少しずつ…まずは社員の意識を形作る。今までの働き方にリモートを合わせるのではなく、リモートに働き方を合わせる、そうして会社自体を昇華させる。よりよい結果を出す。ついでに紙を減らして書庫を捨てる。おや、なんだかフリーアドレスだってやれそうじゃないか。都心のオフィスは小さくして、地方にサテライトオフィスでも借りちゃうか。どこか相談できるトコ知らないかって?そんな急に言われても…清和ビジネスという会社なら知っていますが…と、上司の方をうまく説得し、この激動の時代を乗り越えようではありませんか。私たちはいつでもあなたをサポートいたします。

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