バイオフィリックデザイン

Biophilic Design ~自然の要素をデザインに反映する~

バイオフィリックデザインとは

人間には先天的に「自然を好む性質=バイオフィリア(biophilia)」が備わっています。

例えば、森を歩くだけで癒されたり、雨音や鳥のさえずりを聞くだけで心が落ち着いたりするのは、私たちが生まれながらに持っているバイオフィリアの作用によるものです。

「バイオフィリア」という用語は、1980年代に田舎から都市に移り住むことにより様々なストレスが引き起こされる事を認知したアメリカの心理学者エドワード・O・ウィルソンによって最初に普及されました。
これは自然界での人間の進化によりもたらされた遺伝的遺産だと考えられています。

「バイオフィリックデザイン」とは、人間中心に考えられるデザイン原理の中にバイオフィリア仮説を適用し、建築環境における自然のつながりを向上させるものです。
精神的、肉体的な幸福を向上させるための手段として効果があると証明されており、建物や空間内での認知機能も向上されます。

ストレスと仕事の疲れが日常的になっている職場においては、バイオフィリックデザインの要素を取り入れる事でスタッフのストレスを軽減し、元気を取り戻し、集中力を向上させる事が期待できます。

なぜバイオフィリックデザインが必要とされるのか

企業の一般管理費の90%は人件費が占めています。
オフィスデザインに「WELL」や「バイオフィリック」の概念を取り入れるなど、ストレスの少ない働きやすい環境に整えることで、離職や欠勤を防ぎ、結果として企業コストの大半を占める人件費を抑えることができます。

ヨーロッパで初のWELL認証ゴールドレベルを取得したCundall社のロンドンオフィスの事例

HUMAN SPACESが、16カ国のオフィスワーカー7,600人を対象に調査したところ、植物や日光といった自然の要素(バイオフィリックデザイン)の採用されている環境で働く人のほうが、そうでない人に比べて以下の要素の向上が確認されています。

幸福度15%、生産性6%、創造性15%向上

幸福度に限らず、創造性も向上させることができます。

バイオフィリックデザインにおける3つの基本原則

自然との直接的なつながり
自然との間接的なつながり
ヒトの空間に対する反応

オフィスに取り入れられるバイオフィリックデザイン

バイオフィリアのイメージ画像

バイオフィリア

植栽を目線の高さに配置することで、どこからも自然を感じられる環境

アートのイメージ画像

アート

来訪者に企業文化とポジティブなイメージを伝え、従業員の帰属意識と創造性を高める

サウンドのイメージ画像

サウンド

自然界に近い川のせせらぎや鳥の声を再生し、質の高い自然環境を再現

リチャージのイメージ画像

リチャージ

ストレスから距離をおき、充電して再び集中できるようにするリチャージ空間

アロマのイメージ画像

アロマ

視覚、聴覚に加え嗅覚の刺激をデザインすることで、集中力や気持ちを切り替える

空気環境のイメージ画像

空気環境

空気質センサーを設置しオフィス内の温度、湿度、CO2濃度をリアルタイムに確認

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